目の下のたるみ・クマ整形のデメリット、感覚麻痺ってどんな症状？

目の下のたるみ・クマ整形のデメリットである感覚麻痺についてをまとめました。

手術後の感覚を取り戻すためのポイントや失敗しないコツをまとめています。

外科手術のリスク

目の下のたるみ・クマ整形では、よく手術療法も選択されています。

主な目の下のたるみ・クマ整形の手術方法としては、目の下にある眼窩脂肪と呼ばれる部分を取り去ることによって見た目の印象をスマートにするなどといった方法が考案されています。

確かに、こうした手術を選択することで半永久的に効果が持続することや確実な効果が見込めることなど多くのメリットも存在します。

しかし、目の下のたるみ・クマ整形に限らず外科手術にはデメリットもあります。

目の下のたるみ・クマ整形の手術を受けることにより、その結果としてかなり大きなリスクも伴ってしまうことがあるという点についても患者側は充分に理解しておく必要があります。

美容クリニックで行う美容手術では、内容によってはかなり大掛かりに行われるものもあります。そして、内容が大掛かりになればなるほど、リスクが発生する可能性が高まるということでもあります。ですので、手術の成功を考えるときにはまず技術レベルについてを把握しておく必要があるということになります。

最近ではプチ整形と呼ばれる手軽にできる整形方法もありますが、こちらも医療行為である以上失敗するなどのデメリットが考えられます。簡単な治療法であっても、油断しないような対策をとる必要があるといえます。自分勝手な判断で決めて外科手術を選択することは、色々なトラブルが想定されるため避けておくべきこととされます。

主な外科手術の後の失敗例としては、まず仕上がりがまずくなって修正手術を必要とするなどの例が多くあります。それから、ダウンタイムが過ぎても痛みがなかなか引かなかったりします。

瞬きが充分にできないことによって目が乾いてしまったり、傷痕が本来であれば目立たないようにするべきところが目立ってしまって精神的な苦痛を伴ってしまうなどの例もあります。

こうしたデメリットを生じる例が後を絶たないことが、美容業界においての大きな課題になっていることが実情といえます。一時期よりは失敗例については少なくなってはいますが、それでもまだまだ報告例があるためそのことをしっかり認識したうえで整形するのがベストといえるでしょう。

ただ、目の下のたるみ・クマ整形においては外科手術以外の治療法もある程度確立してきており、治療技術についても少しずつ上がってきていますので手術以外の方法を選ぶことも一つの選択肢といえます。治療法については医師ともしっかりと相談するようにすることが大事といえるでしょう。

手術後の感覚麻痺とは？

目の下のたるみ・クマ整形の手術で起こりがちなトラブルの一つが手術後の感覚麻痺です。手術後の感覚麻痺では、手術した箇所が手術後に動きが鈍かったり場合によっては全く動かせないなどの症状が引き起こされます。

麻痺が目の下の部分であれば、下瞼が充分に動かせず瞼を閉じる動作がしにくかったりできなかったりする可能性が起こります。瞼を閉じる動作ができないということは、目を充分に保護することができなくなるということでもあります。

本来人間が無意識に行っている瞬きの動作は、目を保護して異物の侵入を防ぐために行うという重要な役割を持っています。

しかし、これが麻痺によってできなくなってくると目に入った異物を押し流すことができなくなってしまいます。また、目にたまった老廃物は通常涙を流すことによって外へと押し出すことができますが瞬きができない場合にはそれも困難になってしまいます。それから目が乾くことによって、視力低下を招くデメリットについても存在します。

目の下のほかに、上唇などに痺れが起きたり麻痺して顔面が動かしにくくなるなどのトラブルもあります。このケースにおいては、表情がおかしくなることはありません。ただ、触った感じ鈍くなっていることがわかるために気にする人は多いものです。

こうした治療法では麻酔を打ってから手術を行いますが、手術が終わった後でも麻酔が効いているような状態のままそのまま長い時間が経過しても治りにくくなってしまうなどの症状が見られます。

このように、目の下の感覚が麻痺することによって単に麻痺して動かなくなるというだけではなく様々な症状が起こることが想定されます。身体に起こってしまう症状だけではなく、周囲の人の視線が気になってしまったりからかわれるなどといった精神的な苦痛についても相当なものとなります。

こうしたデメリットが起きてしまう頻度自体はまれとはいえます。そのため、美容外科での目の下のたるみ・クマ整形手術を受ける際にはそこまで極端に気にする必要もないともいえます。

ただ、目の下のたるみ・クマ整形に対する手術費用は数十万円程度かかることが多く安価ではできるものでないという点も考慮してこうしたトラブルが起きてしまう可能性については一応頭にとどめておいたほうが良いとはいえるでしょう。

それから、万が一失敗してしまってこうしたケースになった場合においてはもう一つ厄介なデメリットも存在します。

麻痺してしまうと修正が難しい

手術した後に目の下の感覚が麻痺した場合において難しいのは、一度麻痺してしまうと修正することが難しいという点にもあります。それはどうしてかというと、手術後に麻痺してしまう原因については、手術によって顔の奥深くにある神経を傷つけてしまうということによってこうしたトラブルが起きてしまうからです。

目の下のたるみ・クマ整形をするときには目の下の皮膚がたるんでしまっている部分や凹みなどでクマができている部分を整えることによって印象を良くすることができます。ただ、その際メスを入れたり脂肪を注入したりします。

眼窩脂肪を取ったりする手術を行う際には、誤って目の下の脂肪のある部分を取りすぎてしまうことによって神経を傷つけてしまう可能性があります。

通常の手術を行ううえでは、まず起きるわけではないといえます。ただ、医師の技術レベルが低かったりすると神経を傷つけるトラブルが起きやすいともされています。

麻痺した神経の修正が難しいとされている理由としては、まず神経というのはごく細い線で構成されているため、神経を手術することは難しいためです。

顔の皮膚の下には大きく分けて5本の神経が通っています。それぞれが眉や眼、口といったパーツを支配しているという特徴も持ち合わせています。それから、神経のうち一部のものは複雑に交ざりながら顔のパーツを支配していることもわかっています。ですので、顔面の麻痺が出ているのが顔全体ということもあれば顔の一部分だけが麻痺しているという場合も考えられます。麻痺が出ている部分が複雑であるため、把握するのにある程度かかる点も修正の難しさの一因となっています。

ただ、修正については困難ではありますが修正が不可能というわけではありません。目の下のたるみ・クマ整形において傷つけた場合においては、修正手術を受けることで修復できる可能性があります。やりかたとしては、下まぶたを持ち上げる静的再建術を受けることで修正できます。また、状況に応じて筋膜や軟骨の移植を追加することもあります。

ただ、一度神経が傷つけられてしまうと修正には大がかりな手術を必要とするということは理解しておいたほうが良いでしょう。金銭的にもまた結構重い負担が掛かってしまう可能性が考えられます。

医師によるミスがはっきりしている場合においては無償あるいは費用を抑えた値段で修正手術を受けることができる場合もあります。事前にクリニックに問い合わせを行うなどをして把握するようにすると良いでしょう。

目の下のたるみ・クマ整形で感覚麻痺になった体験談

目の下のたるみ・クマ整形で感覚麻痺になった人の体験談としては、感覚が麻痺してしまったことによって手術したときに受けた麻酔がずっと効いている感じで触っても何も感じないと感じていて苦痛というケースがみられました。

この状態になっている人は、ほかにも色々な部分で失敗していて左右の見た目の仕上がりの違いは誰の目にも明白であり、明らかにそちらの目がおかしいと気づけるようなレベルということを実感してしまったと記しています。

そのうえで顔面麻痺まで引き起こしてしまっているため全く満足できないという評価がありました。それから、手術時のこうした色々なトラブルについて対応してくれないという部分についても不満の内容が描かれていました。

ほかの報告例としては、目の下の部分が麻痺によって動けなくなってしまったことによって目できちんとみることがしづらくなってしまったなどの支障をきたしている人もみられました。

その人の場合は。物を見るときに二重になってみえるという症状に悩まされており集中してみることがしづらくて困っているというように書かれていました。

目の下のたるみ・クマ整形で感覚麻痺になった体験談については、頻度がそこまで多くないことから体験談自体の数についてはそこまでは記載されていませんでした。

ただ、こうしたトラブル例が少ないながらあることは事実ですので理解しておきます。特に、医師の技術レベルの未熟さによって引き起こされる可能性が高まるといえるでしょう。

また、こうした手術の際の失敗などが怖くてなかなか目の下のたるみ・クマ手術の選択にふみきれないと感じている人も少ないですがみられました。

半永久的に効果を持続させる手術療法が良いのか、それとも簡単な治療法で一定期間効果を実感できる方法が良いのか悩んでいるという人もいました。

一度感覚が麻痺してしまってから治るまでの期間については、長くかかる傾向があり1年から2年くらいかかるという人からずっとそのままという傾向が見られます。麻痺しても、動かせる可能性についてはあります。ただ、神経の損傷の度合いによって修復さえできなくなる可能性についてもあります。

アフターケアについても、しっかりしているクリニックを選んでおいたほうが対処しやすいということはいえます。

それから、体験談には追記して安全面から考えて、料金が高くなる可能性についてはあるものの元の病院とは異なる病院で受診して治療することを勧めたいという風にも書かれていました。

くま・たるみ整形でおすすめのクリニック・病院とは？

こうした感覚麻痺などのトラブルを回避する方法としては、クリニック選びが極めて重要となります。クリニックを選ぶ際には、口コミサイトなどをみたうえで評判の高いクリニックを探していくという意識をしっかりと持つようにします。

最も参考になりやすいのは、体験談です。この体験談が多くあってまたメリットもデメリットも両方掲載しているような口コミサイトであれば、評判を知るのに最適といえるでしょう。

確かに、手術療法を受けることで見た目の印象を若々しく見せることについては大きな成果を上げやすい治療法といえます。

ただ、手術を受けるにあたっては患者側のほうも適切な知識を得たうえで医師と話し合うなどを心がけるようにします。きちんと手術の際のリスクまで答えてくれる医師であれば、信頼できる医師と感じやすいです。ベテランの医師なら全く大丈夫なのかというと、そうとは限りません。

ただ、トラブルの防止にあたっては技術力の高い医師のもとで手術などの治療法を選択したほうが防ぎやすいということはいえます。分からない点についてはなんでも聞いてみたりしてコミュニケーションを深めることも大事です。

それから、手術を受けてからのダウンタイムについても比較的長いのがこうした手術の特徴といえますので手術後においてはまずは様子を見るようにしましょう。

そして、なんらかのトラブルが起きた場合においてはその都度クリニックに相談するようにしたほうが良いでしょう。

技術レベルが高い医師は、アフターフォローについてもしっかりしている医師であることが多いです。場合によっては、修正を無料で行ってくれるところもありますので事前に確認しておくのも一つの方法といえるでしょう。

手術以外の治療法では、ボツリヌス菌を入れることでボトックスして目の印象を整えるなどの治療法もあります。

こうした方法のメリットとしては、手軽に治療することができるという点です。もちろん、この方法でも失敗リスクはありますが簡単にできますので安全性は高いといえます。必ずしも手術にこだわる必要はありませんので、自分にあった方法の一つとして手術を選択するようにしておきます。

また、簡単な治療法で改善できるのであればそれのこしたことはないともいえます。

どんな治療法においても、失敗するリスクについてはあります。ただ悩み続けるよりはしっかりとしたクリニックを選んで信頼性のある医師選びを行うほうがよいでしょう。