下眼瞼脱脂の効果で目の下のたるみ・くまが解消できるのは本当なのか?
具体的な手術の経過を含めて体験などをご紹介致します。
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目の下のたるみ・くまの原因
いわゆる「老け顔」の原因であるたるみ・くまは、加齢にプラスして、顔の運動不足も発症する要因として数えられています。
目のまわりの皮膚は薄く、加齢により表情筋が衰えて、脂肪や皮膚を支える力が弱くなり、たるみやすい箇所。
その上一日に一万回以上もまばたきをする目は、たるみやすいのです。
また、皮脂腺も少ないため乾燥しやすく、ハリを保つ力も弱いというのも要因として挙げられます。
また「顔の運動不足」も深刻な原因となります。筋肉を使うことなく、何もしないでいると、衰えて脂肪となり、重力に負けて最終的にたるみとなってしまいます。
目のまわりの筋肉「眼輪筋」が衰えることにより、見た目にも恐ろしい影響を与えます。眼輪筋は、目のまわりを覆っているドーナッツ状の筋肉で、まぶたの開け閉めが主な役割。
また、眼輪筋が動くことで、鼻の付け根にある「涙嚢(るいのう)」と呼ばれる袋がスポイトのように涙を集めて、涙の循環を助けています。
目のまわりの血行が悪くなり、結果としてくまの原因となります。そして、コラーゲンなどの弾力成分が不足している場合もたるみ・くまの原因となってしまいます。
次に、目の下のくま・たるみの種類と特徴を見ていきましょう。
くまは大きく分けて黒くま・赤くま・茶くまの3種類に分かれます。
黒くま
最初の黒くまは、目の下の脂肪がふくらみ、たるみによって影ができている状態です。
目の下に黒い線が入り、涙袋よりも下方に出現して、頬が下がって見える原因にもなります。これは、眼窩脂肪の突出が原因です。
眼窩脂肪は加齢とともに、徐々に飛び出すようにふくらんできます。このふくらみにより、作られる目の下の黒い影がくまとなって、表情を曇らせているのです。
赤くま
二つ目の赤くまは、圧迫された眼輪筋が透けて赤く見えている状態で、目の下に赤いくまが発生している状態。
皮膚を引っ張ると赤みが増すのが特徴です。
これは、目の周囲の筋肉・眼輪筋が、皮膚の下から透けて赤く見えるのがこの症状の原因です。眼輪筋が透けて見える現象は、筋肉の血行が悪いこと、目の下のふくらみにより眼輪筋が押し出されていることによるもの。
茶くま
そして三つ目の茶くまは、目の下のシミ、つまり色素沈着によるものです。
皮膚を引っ張ると色が薄くなるのが特徴です。多くの場合、上眼瞼にも同様の色素沈着を生じて、目の全周が黒ずんで見えることがあります。
主に日焼けや皮膚をこするなどのダメージ、皮膚の炎症によるメラニン産出が原因で、目の下の皮膚にメラニンが沈着する事で、黒ずんでしまいます。
これら厄介なたるみ・くま。解消法として効果的なのが、目の下のたるみ・クマ整形手術である「経結膜脱脂法」です。
下眼瞼脱脂の効果
目の下のたるみ・クマ整形の手術・「下眼瞼脱脂法」とは、目の下にある膨らみを下まぶたの裏から減らす治療です。
「脱脂」と略されることが多いです。目の下のたるみ・クマ整形の手術の中でも最も負担の少ない手術として知られており、目の下のたるみ・クマ整形を希望される方にとってポピュラーな方法です。
施術の効果や特徴を見ていきましょう。まず、気になる膨らみがなくなり、すっきり見えます。ダウンタイムは2日から1週間程であり、目の下のたるみ・クマ整形術としては非常に短い期間でおさまります。
また、傷あとができないという点も目の下のたるみ・クマ整形術の中でも優位な点といえるでしょう。
そして、目の下のたるみ・クマ整形術として人気がある理由のひとつに、下眼瞼脱脂法はまぶたの裏の局所麻酔のみで治療可能なことも挙げられます。
ただ、下眼瞼脱脂法は目の下のふくらみをまぶたの裏から減らす手術ですが、「ふくらみが無くなったと認識できる状態」がどのような状態であるかを知る必要もあります。膨らみがなくなる=膨らみの脂肪(眼窩脂肪)を全部除去する、ということではありません。実際には、膨らみがなくなったように見える状態まで眼窩脂肪を減らす、という状態が正しいのです。
例えば、目元のふくらみの下の影を解消したい場合、最も低いところと比べて少しでも高い所、つまり前に突き出しているところがあれば、そこは必ず影になります。その高い所が膨らみと認識されます。
ふくらみがなくなったと認識するためには最も低いところと同じか、さらに低くなる必要があります。少しでも出ていたら膨らみによる影はなくならないため、最も低いところが基準となります。
つまり、目の下のたるみ・クマ整形術・下眼瞼脱脂法によって膨らみをなくすということは、影となっている最も低いところに合わせて膨らみをとるということになります。
しかし、ここで注意したいのが、「本当に最も低いところに合わせることが最善か」という点。その方にとって美しい目元であるかどうかは、当然ながらその方の目や顔の形状に完全に左右されます。
「出張っているところが無くなる」ということと、「目元が平らになること」とは違うのです。
また、一見窪んで見えていても、実は綺麗に見えるということも多々あるため、その辺はご相談の際に医師と相談しながらよく確認しましょう。
この術前の診察はかなり難しく、専門家である医師の経験値に依存するものです。
下眼瞼脱脂術での目の下のたるみ・クマ手術は半永久的の脱脂効果
目の下のたるみ・クマ整形手術のなかでも、ハムラ法や裏ハムラ法のように物理的に切る方法は半永久的です。ほぼ完全に永久的なのですが、半永久的というのはクマやたるみはまた出てくる場合があるからです。
しかし、それは目の下のたるみ・クマ整形手術が元に戻ったというよりは、新たにできたという感じです。
脂肪吸引をしてまたもとに戻るというのに近いのですが、それよりは効果は永続的です。脂肪吸引手術なども再度太るというだけの場合もあるのですが、人間の体は急に脂肪がなくなれば、もとに戻そうという機能が働きます。
これにくらべれば、目の下のたるみ・クマ整形は切っているので、戻りにくいと言えます。効果が続くというのは大きなメリットでしょう。せっかく切ったにも関わらず、すぐに戻るというのは逆に言えばメリットが少なすぎます。そのようなものなら誰も手術を受けないでしょう。
目の下のたるみ・クマ整形は特に目の周りの手術なので、それなりにリスクはあります。もちろん良いクリニックをしっかりと調べれば、このようなリスクというのは最小限にできるのですが、最悪の場合は失明や命を落とすリスクもあります。
実際に目の周りの美容整形によって、失明したり命を落とす事故も起こっています。これに関してはクリニック選びが悪い場合が多いのですが、いずれにしてもそれほどのリスクを抱えているということには変わりありません。
なので、メリットが大きくなければわりにあわないのです。そして、メリットを最大にしつつも、デメリットを最小にする必要があります。
なので良いクリニックを選ぶというのが重要で、そのためにはまずはインターネット上で口コミをなるべく調べます。もちろん特に良い口コミにはサクラも多いので、その前提で口コミは見た方が良いです。
そして口コミを見る際にはなるべく悪い口コミを見た方が良いでしょう。普段はポジティブシンキングで行動派の人であっても、ここは慎重にいった方が良いでしょう。失敗すると一生の問題になりますし、最悪の場合はそこで一生がそもそも終わります。
なので、なるべく情報収集は徹底するということが重要です。そして、自分で調べた情報に合わせて相談所に相談するというのも良いです。
相談所の出してくれた情報というのは、客観的な意見も加わることになるので、より確実です。
目の下の脱脂+ゴルゴラインの発生予防にヒアルロン酸注入や脂肪注入
目の下の脱脂の場合は、注射で脂肪を吸引するだけなので、傷が残らないということです。
脂肪を切除することも可能なのですが、中の脂肪を吸引するというのは傷のリスクもなくてその他のリスクもないので良いです。
また、ゴルゴラインもほうれい線もヒアルロン酸や脂肪注入によって改善することが可能です。人間は年齢を重ねるごとに、余分なところに脂肪がつくにも関わらず、肝心なところには脂肪がつかないということになりがちです。
その結果、加齢によるしわができたり、顔が垂れてきたりするのです。
これはヒアルロン酸や脂肪を注入することで改善が可能ですが、その前になるべく生活習慣を整えるということや、運動は行った方が良いでしょう。こういった問題は結局のところ、体の不調や老化のサインです。
顔の問題を顔だけの問題として捉えるのではなくて、全身の問題として捉えるのがよいのです。
ちなみにいずれの手術でも傷跡は残らないです。
下眼瞼脱脂の手術後のトラブル
優秀な施術である目の下のたるみ・クマ整形術「下眼瞼脱脂法」ですが、術後にトラブルが起こることもあります。ここでは、その危険性も見ておきましょう。
まずは、術後の成果について。目袋の原因となっている脂肪を取り除く量が足りなかったり、筋肉や皮膚のゆるみが原因で、膨らみが残ることがあります。
また、たるみ・クマ整形によって下まぶたがへこみすぎたと感じたり、左右のへこみ具合が異なったりといったように、成果に満足できないことも。
さらに、目袋が小さくなりすぎたために、小ジワ・シワ・タルミが残ったり、増加したりすることも。総じて、若返り効果が足りないと感じる結果に終わる危険もあります。
次に、たるみ・クマ整形術後に起きる症状について。
まぶたの裏側に縫合した傷が、眼球の表面に触れてゴロゴロした違和感を感じることがあります。通常2~3週間で違和感は落ち着くものの、あまりに目にチクチクした痛みが続く場合は、糸がほどけて糸の先端が眼球にあたっている可能性があります。その場合、急いで病院に行きましょう。
たるみ・クマ整形術後に、赤み・痛み・腫れ・熱感が増したり、長く続いたりする場合、感染が疑われます。
感染が起きた場合は、抗生剤の投与を行い、膿が溜まっている場合は、必要に応じて傷を再度開けて膿を出す処置が必要です。
術後に血が溜まることもあります。傷の中で出血すると、血が溜まってまぶたが腫れ上がります。血が溜まったままにしておくと、感染やしこりを作る恐れがあるため、こちらも早めに病院に行く必要があります。
出来るだけ早く処置をして、溜まった血を排出しなければなりません。他にも、ごく稀に糸が外れて傷が開くといった現象も見られます。当然ながら再び縫合の必要が出てきます。
たるみ・クマ整形術後に出る、非常に稀な例ですが、白目や角膜の損傷も起こりうる現象です。
手術中に手術器具が当たったり、あるいは糸やまつ毛の先端が当たって眼球の表面に傷がつくことがあります。白目や角膜の損傷、眼球に火傷が生じた例もあります。また、眼球の火傷も怖いです。こちらも稀ではありますが、可能性は否定できません。手術中に血を止めるための電気メスやバイポーラによって発生した熱で、眼球の表面に火傷ができてしまうケースです。
たるみ・クマ整形術後に、もし少しでも違和感や痛みを覚えたり、あまりにも長く続くようでしたら、必ずかかりつけの医院に診断してもらいにいきましょう。
下眼瞼脱脂で目の下のたるみ・くまが解消された体験談(口コミ)
実際に目の下のたるみ・クマ整形手術の体験をした人の口コミというのは多いのですが、成功して良かったという意見もあれば、逆に失敗して思ったのと違う結果になったというものもあります。他にも失敗後のアフターフォローに関する口コミも多くあります。最近は特に美容整形が一般化しているので、人数が多くなっています。
具体的な体験談をいくつかご紹介致します。
【小じわが解消しました】
一年前に目の下のたるみ・クマ整形を検討して、下眼瞼脱脂を受けました。一番良かったのは、カウンセラーの方、先生が親身になって相談に乗ってくれたこと。
張りがきちんと出るよう、アドバイスをしてくださったのが安心できました。
やはりプロは違いますね。
私の場合、腫れもほとんどなく内出血もなく、快適に終わりました。先生の技術が確かだったのだと思います。ダウンタイムとしては、2週間くらい鈍痛があった程度で、その後は何も問題ありません。
ただ、1ヶ月位で目の下の小ジワが目立ち始めたので、高周波をあてる治療も併用しました。現在は小ジワも改善しており、本当に施術してよかったと心から思います。
脱脂をする前より目が少し大きくみえて、5歳は若返ったと知人に言われます。脱脂は十分なカウンセリング、医師の技術、そしてアフターケアの3本柱が不可欠だと思います。(50代・女性)
【子どもの頃からの目の下のふくらみを解消しました】
子どもの頃から、ずっと目の下に涙袋ではないふくらみがあり、それがたるみ・クマのように見えて悩んできました。
ヒアルロン酸の注入にも挑戦しましたが満足できず、この度思いきって脱脂をしました。結果、大変満足しています。
目の下のふくらみやたるみがなくなり、若々しい目元になっています。20年以上悩み続けてきましたが、こんなにすぐ解消できるならもっと早くやっておけばと後悔するほどです。
3年前に目の下のたるみ・クマ整形の施術を受けましたが、その効果は変わることなく綺麗な状態を維持できています。時折、脂肪をとりすぎてくぼんだという口コミも目にします。
私は目の下のたるみ・クマ整形術後に除去した脂肪を見せてもらいましたが、思ったより少なくもっと取ってほしいと思ったものでした。
しかし、終わってみれば、最適な状態だったのです!先生の経験値や技術、センスがもろに反映される、繊細な手術だと思います。先生選びはかなり重要でしょう。
脱脂するだけでこんなに顔の印象が変わるのかとびっくりしてます。(40代・女性)
【手術後の腫れもほとんどなかったです】
2週間前に目の下のたるみ・クマ整形の手術を受けてきました。麻酔をして、うつらうつらとしている間に終わっていたようです。
結果は内出血はほとんどなく、目覚めた直後も痛みはあまり感じず、腫れもほとんどなかったです。
個人差もあるとは思いますが、ダウンタイムの辛さもあまりありませんでした。
たるみの解消の効果も実感できて、やって良かったと思います。
どうやら権威の先生のようで、運良くそういう先生に出会えて良かったと思います。(50代・女性)
口コミの中にはサクラも多いですが、比較検討すれば本当のものもあります。
良かったという意見に関しては、顔が変わった結果精神的に前向きになったというものや、美容整形したことを言っても、綺麗にはなったけれども整形したことはわからなかったと言われたという体験談もあります。悪い口コミに関しては、変化がわからなかったということや、しわが出てきたということや、くぼんだということがあります。
解消することが可能なのですが、これはアフターフォローの充実度によります。アフターフォローはクリニックによって異なっていて、一回目の手術で不満点があっても、その後のアフターフォローで改善されたという口コミもあれば、逆にアフターフォローで対応してくれなかったというものもあります。
このアフターフォローというのは非常に重要で、サービスの質そのものを決定付けるのはアフターフォローの充実度といっても過言ではないでしょう。
アフターフォローというのは手術全部に比例します。アフターフォローが充実しているということは、手術結果に対して責任を持っているということで、逆にアフターフォローがないというのは、手術結果に対して責任を持っていないということになります。美容整形手術というのは一回で整うとは限らないので、普通に考えればアフターフォローは必須です。
そしてアフターフォローの充実している業者の場合は一回目の美容整形手術から力を入れて行うので、最終的にも最初の段階でも良いクリニックと言えます。
アフターフォローがない業者の場合は、最終的な結果に責任を持っていないので、最初の段階から雑な可能性も高いです。結果的にどのようになっても関係ないということなので、当然成功しても失敗しても関係ありません。
もちろん失敗すれば評判などは悪くなりますが、具体的に修正するということはないので、短期的な稼ぎ方かもしれません。実際そのようなクリニックというのがあって、医師免許なしに手術を繰り返していたという事例もあるくらいです。短期的に儲けることがねらいです。
記事のまとめ・下眼瞼脱脂の技術が高い医師とは?
下眼瞼脱脂による効果・メリット、そしてトラブルやデメリットも学べたと思います。効果が高いとはいえ、デメリットもあるわけで、1%でも成功させる確率を上げるなら、技術の高い医師を選ぶのが最も重要。
医師選びのポイントとして、まずは知人の口コミ。美容外科で手術を受けた友人・知人が居た場合、その方から担当医の情報を収集しましょう。
友人が満足しており、期待する効果を得られそうと感じれば、同じ担当医を紹介してもらうことは大きな成功ポイントとなります。もちろん、その担当医からよく話を聞き、カウンセリングしてもらった上で施術を受けることをお忘れなく。
近くに施術経験のある知人がいない場合、ホームページなどで気になる担当医の実績を確認しましょう。手術症例や、経歴・肩書き、医師としてのポリシーなどから判断し、実際に話をしてみてから決める、というだけでも大きく変わってきます。
次に、重複しますが、カウンセリングに十分な時間を取っているかどうかも大きいポイント。手術内容にもよりますが、本人の希望をしっかりと聞いて手術説明をすると、1時間くらいはすぐに経過してしまいます。長く話をするのが必ずしも良い結果を生む訳ではないですが、十分なカウンセリングを受けて、納得したうえで手術を決めたいところ。
また、カウンセリング・手術・術後の検診がすべて同じ担当医であるということも重要。
患者の持つ悩みや要望を丁寧に聞き取り、声や表情から施術内容を読み取れるのは、実際にカウンセリングを行った医師だけです。
また、患者の想いを共有した医師だからこそ、満足のいく手術結果が出せるのです。
患者にとっても、カウンセリングした医師が一貫して手術を行うということの安心感も大きいはず。また、手術のことだけでなく、術後のことも考えた担当医選びもおすすめいたします。
そして肝心の腕に関してですが、「美容外科を専門として、少なくとも10年以上のキャリアを持つ」ということが大事。全ての技術職に共通することですが、異なる様々なケースに直面することでその技術は確実に進歩していきます。
手術の内容にもよりますが、医師としてではなく美容外科医を専門として働いて10年以上、できれば20年のキャリアが必要だと思われます。形成外科認定医の場合には、一定の信頼性がありますが、それでも、専門があるため、十分ではありません。
美容外科手術は、残念ながら担当医によってはピンキリです。これまでのことを踏まえて、自分自身が十分納得した医師を選び、納得した内容で施術を受けられるようにしましょう。